ボディショップ アクセルYou Tube

廃油ストーブ製作2年経過したのでまとめてみた

きっかけは西日本豪雨

2018年(平成30年)7月に起こった西日本豪雨。

当店のある岡山県岡山市も

多くの被害を受け中でも

岡山県倉敷市真備町は甚大な被害を被りました。

日本は災害大国であり、毎年のように

なんらかの自然災害が起こっており、

2020年は新型コロナの影響で

東京オリンピック中止、緊急事態宣言など、

日本経済に大きなダメージを受ける事になりました。

いつ何時、何が起こってもおかしくない時代、

自らの身を守り、災害時にも平時にも使えるを

コンセプトに2018年11月に

【災害対応移動式廃油ストーブ】を

製作しました。

 

自作廃油ストーブをネット上で

たくさん見かけますが、

「危険だな…」と、思わせる物もたくさんあり、

製作、使用した経験を公開する事で少しでも

安全な廃油ストーブライフの一助になればと

廃油の燃焼と製作した仕様を

ここで一度まとめてみます。

 

送風と燃料(廃油)の関係

廃油ストーブの点火には

最初は灯油を入れ、紙等に火を着け

プレヒート(予熱)させる必要があります。

理由はオイルは常温で燃えにくく

加熱する事で気化したガスに着火し

燃焼となります。

火力は燃料の量と風量で決まります。

当店で製作した廃油ストーブは

風量はボリュームで調整でき、

燃料(廃油)は蠕動ポンプを使い

ボリュームで回転数の調整、

オートメーションリレーで

一定間隔でON・OFFさせ、

燃料を送る量を調整しています。

スイッチパネル

燃料(廃油)に純粋物が混じると

詰まりの原因になりますし、

水分は失火の原因、最悪の場合

水蒸気爆発を起こしますので

遠心分離した、キチンとした燃料を買うか

自身で用意した廃油を使う場合は

水分と異物を沈殿させ

上澄みを濾過して使う事が

安全な廃油ストーブライフを送る上で

必須となります。

 

送風について

送風菅から渦を巻く(回転)させる事が

正しいみたいな風潮がありますが

あくまで暖房設備のストーブとして使うなら

炎を回転させる事より、

タンク内を蓄熱し、

熱を放出することで外気を温めるストーブとしての

役割を果たすので、回転させるというより

タンクの加熱、放熱することが大切であり、

タンクや煙突が真っ赤になるまで

過剰な空気と燃料を送り加熱することは危険で、

炎がタンクの外に出ないよう蓋をして安全を確保しながら

外気を温めることがもっとも必要な事だと思います。

災害対応移動式廃油ストーブ仕様

タンク一体移動式

災害対応廃油ストーブ

タンク、燃料、送風機すべてを一体化させ、

移動可能なオールインワンなので

工場内の使いたい場所に持っていき

使用しています。

 

停電時対策12v仕様

廃油ストーブをポータブル電源で稼働させる廃油ストーブをバッテリーで稼働させる

西日本豪雨をきっかけに作った廃油ストーブ。

災害時を想定して、電源がなくても

車輌用バッテリーやポータブル電源で稼働できる

12V仕様となっています。

 

オリジナルタンク(遮熱対策済)

廃油ストーブタンク

鉄板曲げて作った容量約9ℓの

一点物の燃料タンク。

ボンベと隣接していますが

遮熱板のおかげで隙間に手を入れても

全く熱くないので安全面では

問題なく使えています。

燃費は1時間で約1リットル程、

連続8時間くらいは使えるので

満タンにしておけば勤務中は稼働します。

給油時の異物混入を防ぐため銅のメッシュが貼ってあります。

 

廃油ストーブタンクフィルター
燃料フィルターメッシュ

 

燃料ゲージも装備してるので、

給油タイミングもわかります。

燃料ゲージ
燃料ゲージ

蠕動式ポンプ

廃油ストーブ蠕動ポンプ

少しずつ燃料を送る廃油ストーブは

通常、コックでゆっくりと垂らすように

小さな受け皿状の物に一度溜めて、

自重で一定速度で送りますが、

その仕組みだと、部品点数が多く

タンク⇄ボンベ間に距離が必要なので

よりコンパクトで安定的に燃料供給するため

オートメーションリレーと蠕動ポンプで

細かく燃料供給量を調整できるように

してまあります。

もちろん、12V稼働です。

 

12V車輌用ブロア

ブロア給気口

多くの方がホームセンター等で販売されている

ブロアーを使っていますが

 

 

 

 

ブロアーは音がうるさい・・・

当店のは車輌用リアクーラーで比較的大型なものをチョイスしています。

12Vで稼働すること、高耐久性、静音設計など

メリットはたくさんありますが、

うちにあった廃車から取ってきたので

タダなのが最大のメリットです(笑)

 

脱着式送風菅

廃油ストーブ送風管

送風管は脱着式にすることで

形状の変更やテストが容易にできる仕様としました。

マフラー用ステンレスパイプ、連結部などのパーツも

車輌用マフラーパーツ、要はうちに転がったものを流用です(笑)

 

着火口

廃油ストーブ着火口

廃油ストーブ点火時にここを開けて

灯油を入れ、バーナーで着火します。

タンクの上から灯油を入れて、

上から火種を落とすように着火するタイプを

多く見かけますが、火を上から着けるのは

危険なのと、タンク自体は基本開けずに

すべて完了したいのでこの仕様としています。

確認口

廃油ストーブ点検口廃油ストーブ点検口

何度か作り直した確認口。

点火時の火の状態を

タンクの上蓋を開閉せずに

確認するためのモノで

500°の耐熱ガラスで

中が覗けるようになっています

 

スイッチパネル

スイッチパネル

ここで空気の風量と

燃料を送るスピードを調整します

 

煙突遮熱ガード

煙突ガード

煙突部は熱くなるので誤って触れた場合の

対策として煙突遮熱ガードを付けています。

ガードがあっても触ると熱いですが、

火傷するほどではありません。

 

専用オプション

専用オプションは冗談で(笑)

いつも一緒に使ってる

ストーブファンと大きめのヤカンです。

ファンで熱風を送り、ヤカンで

お湯沸かして作業時に使ったり

カップラーメン食べるのに使ってます。

 

まとめ

大まかにはこんな感じですが

まだまだ変更したい点はたくさんあり、

今後の課題としては

着火をよりカンタンスピーディにすることと

無駄に火力上げずに熱効率の良い構造とし、

燃費を上げて行くことですね!

毎冬改変を繰り返し、より完成度を高めて行く予定です!

 

廃油ストーブまとめ動画

問い合わせ

LINE、専用フォームどちらからでも問い合わせ可能

 

LINEから問い合わせの方はこちら

 

フォームから問い合わせの方はこちら